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2025.02.14 Topics

【小笠原昌敏・建築設計研究室】京都市内における校外学習実施

京都建築大学校「小笠原昌敏・建築設計研究室(ゼミ)」では3・4年生およびゼミOBを対象に、京都市内で建築見学を実施しました。本見学は、歴史的建築作品や現代建築作品、街並みを実際に歩きながら、人と都市のスケールを体感することを目的に行われ、伝統的な京町家のスケール感や建物内部の空間構成を学ぶ貴重な機会となりました。

今回の見学では、以下の施設を訪れました。

  • 東本願寺御影堂(伝統木造耐震改修事例)・接待所ギャラリー(高松伸設計)
  • 京町家(大西常商店)(伝統木造改修事例・茶室)
  • 株式会社藤井組 施工事例・施工現場見学(本学2008年・2020年卒業生が現場監理)
  • 京都鳩居堂(内藤廣設計)
  • 三条木屋町Times(安藤忠雄設計)外観見学

 

東本願寺御影堂

東本願寺御影堂門(1911年再建2014年改修)日本最大級の木造山門(右側写真)
東本願寺参拝接待所ギャラリーに展示されている建設時に検討された軸組のモデル(中央写真)
御影堂施工検討モデルの前で説明を受ける学生たち(左側写真)

京町家(大西常商店)

築150年余りの表家造りの町家をご当主の奥様にご案内いただき、奥座敷床柱や椅子座への改修や茶室の意匠やしつらえ、炉壇・炉縁などについて話を伺いました。

株式会社藤井組 施工事例・施工現場見学

卒業生が担当する施工現場の最上階鉄筋・型枠工事や内部断熱材施工等の施工状況について説明を受けました。

今回の見学を通じて、伝統と現代が融合する京都の建築文化を深く学ぶことができました。特に卒業生が活躍する現場を訪問できたことは、在学生にとって大きな刺激となりました。

今後も実践的な学びの機会を大切にし、学生の建築に対する理解を深めていきます。