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令和6年12月20日
本校の川北校長が指導するエキスパートクラスの課外活動の一環として滋賀県守山市にある佐川美術館と近江八幡市にあるラ コリーナ近江八幡にてフィールドワークが行われました。

今回の見学では、美術館の設計プロジェクトに携わられた川北校長が、設計のポイントや建築に込められた意図について直接ご教授くださいました。

さらに、美術館の方々のご厚意により、普段は立ち入ることができない美術品の搬入口などのバックヤードも特別に見学。美術品がどのように運ばれ、どのように展示へとつながるのか、建築としてのアプローチや駐車場、バックヤードの機能的配置のポイントなども説明を受けました。

建築とアートが融合した空間の秘密を学びつつ、プロフェッショナルの仕事に触れることができる貴重な時間となりました。

午後からは、ラ コリーナ近江八幡を訪問しました。この施設は、和・洋菓子のメインショップとカフェが併設された、印象的な草屋根の建物。周囲の自然豊かな風景と一体となるように設計されており、学生たちは建物と周辺環境のつながりに注目しながら施設内をじっくりと散策しました。

短い時間での滞在ではありましたが、それぞれが思い思いの視点でデザインや空間を楽しむ様子が見られました。

建築は「攻めのデザイン」と呼ばれる話題性と、「守りのデザイン」として建築家の繊細な意図を反映した要素の両方を兼ね備えた重要性。自然との調和を意識しながらも目を引くデザインが融合し、独特の魅力を放つ空間に学生たちも魅了されました。

この訪問を通して、デザインと環境の調和の大切さを学ぶ貴重な時間となりました。